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2024年05月08日 11:06 / 施設・機器・IT
全日本トラック協会は5月8日、2024年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施要項を発表した。特に近年増加している大型トラックの車輪脱落事故防止等を徹底していく。
運動は年間を通じて実施するが、9月1日~30日を全国統一の「自動車点検整備推進運動強化月間」に設定。さらに各都道府県トラック協会が地域事情に応じて独自に設定する1ヶ月間を「地方独自強化月間」として加え、特に重点をおいて実施する。
具体的な実施内容としては、「大型貨物自動車に関する適切な点検・整備の実施方法についての啓発」として、大型トラック(車両総重量8トン以上)のホイールの取付状態や燃料装置等の重点箇所に係る点検の実施を周知する。特にホイール・ナットの緩み等については、強化月間及び地方独自強化月間中、法定点検時期の有無にかかわらず、トラック運送事業者が保有する全ての大型貨物自動車について1回以上重点点検を実施するよう求めている。
また「黒煙濃度に影響を及ぼす部品等の自主点検・整備の実施に関する啓発」として、エアクリーナエレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等の点検・整備の自主的な実施を周知徹底していく。