トラック運送業界の景況感/今期、来期とも悪化が続く見通し
2024年05月16日 16:48 / 経営
全日本トラック協会は5月16日、2024年1月~3月期「トラック運送業界の景況感」(速報)を公表した。
それによるとトラック運送業界では、燃料コスト高、物価高騰の原価上昇、困難な人材確保など厳しい経営環境にあるものの、運賃・料金の水準は改善基調を維持。しかし、輸送数量の悪化などにより、業界の景況感は▲26.0(前回17.7)と8.3ポイント悪化。さらに来期は、輸送数量減少等の見込みを反映して▲30.2と4.3ポイント悪化するものと予想されている。
実働率は▲11.9で8.8ポイント悪化、実車率は▲14.9と11.8ポイント悪化。今後も実働率はさらに6.4ポイント、実車率は3.4ポイント悪化する見通しで、輸送効率はさらに悪化することが予想される。
一方で、運転者の採用動向は▲19.1と4.9ポイント低下したが、雇用動向(労働力の不足感)は82.6と7.2ポイント低下し、運転者労働力の不足感は緩和した。しかし、今後は8.9ポイント上昇し、運転者労働力の不足感は強くなるものと予想されている。
所定外労働時間は▲36.2で17.2ポイント減少、貨物の再委託(下請運送会社への委託割合)は▲4.7で0.7ポイント減少。しかし、今後は貨物の再委託は1.3ポイント増加が見込まれている。一方で経常損益は▲26.4で9.6ポイント悪化したが、今後は4.7ポイント改善を見込んでいる。
一般貨物と特積貨物で見ると、まず一般貨物では運賃・料金水準は改善したものの、輸送数量は15.3ポイント悪化したことで、営業収入(売上高)は14.3ポイント悪化。今後の見通しも、運賃・料金の水準は改善するものの、輸送数量の悪化によって営業収入は4.5ポイントの悪化が見込まれている。
特積貨物は、輸送数量は44.5ポイント悪化、運賃・料金の水準も11.0ポイント悪化し、営業収入は54.3ポイント悪化。ただし今後の見通しでは、運賃・料金の水準は悪化するものの、輸送数量は4.4ポイント改善し、営業収入も13.1ポイント改善するものと予想される。
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