北海道開発局/中継輸送実証実験でドライバーの労働時間を4割削減
2024年06月14日 16:21 / 施設・機器・IT
北海道開発局は6月10日、2023年度に実施した「道路施設等を活用した中継輸送実証実験」結果を公表した。
実証実験は、長距離輸送と短距離輸送(地域内輸送)の2つで実施。
まず長距離輸送の実証実験は、札幌市~枝幸町間、旭川市~北見市間で行い、道央~道北や道央~オホーツクでの長距離輸送の効率化を検証。
北海道は、農水産品の道内移入量と道外移出量の格差や輸送量の季節変動に伴う片荷輸送等が課題となっている。さらにトラックドライバーの時間外労働の上限規制適用により、従来の長距離輸送も困難なことから、中継輸送・共同輸送の普及促進が望まれている。しかし、中小物流事業者は自社拠点の新設が困難なため、既存の道路施設等を活用した中継輸送・共同輸送の実現可能性を実証するものとして実施された。
実証実験では、片荷貨物同士を道の駅「しらたき」・名寄北管理ステーションで中継。ヘッド交換、ドライバー交換、荷物積み替えを行った。
その結果、片荷輸送の解消により、ドライバーの労働時間約43~44%削減、輸送費用約45~47%削減、環境負荷約50%削減の効果が確認できたという。
一方、実証実験中に、通行止めや速度規制などによって中継拠点でのドッキングの時間にズレが生じ、待機時間が増加する事象も発生。輸送ルートの変更や中継拠点の利用状況に合わせた柔軟な対応を行うため、複数の中継拠点の設定が重要としている。
短距離輸送(地域内輸送)の実証実験は、ニセコなど後志地域で実施。同地域は、都市間を輸送する大型トラックから地域内を輸送する小型トラックに荷物を積替える中継拠点が現状1箇所(民間施設)しかない。広域な集配エリアを1箇所でカバーしており非効率なことから、除雪ステーション2箇所を中継拠点として増設する実験を行った。
中継拠点が3箇所になったことで、中継拠点と集配エリア間の移動距離・時間が短縮。実験期間中は荷物が前年同月より約3500件(約4%)増えたが、労働時間を増やさずに対応でき、生産性向上が確認できたとしている。
北海道開発局では、実証実験で得られた知見から、中継拠点として選択できる場所の増加が重要と結論。今後、一般車両の利用が少なく、中継輸送に必要な広さが確保できる「簡易パーキングやチェーン脱着場」での実証実験を予定している。
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