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2024年07月19日 15:24 / 経営
郵船ロジスティクスのインドネシア法人PT. Yusen Logistics Indonesia(YLID)は、このほど三菱ふそうの小型EVトラック・新型「eCanter」を導入した。
<インドネシアに初導入された三菱ふそう・新型「eCanter」>
インドネシア政府は、2060年までにカーボンニュートラル実現を掲げ、2025年までに国内の自動車生産台数に占めるEVの割合を20%に引き上げるなど、政府主導で政策を進めていることから、乗用EVの販売台数は増加。また、昨年には同国内で最大積載量500kg未満の軽商用EVの販売が開始されているが、インドネシアでの商用EVトラック導入は今回が初。これを記念し、7月18日にはインドネシア最大級の国際モーターショー「GIIAS 2024」の会場で式典も執り行われた。
<GIIAS2024での式典。三菱ふそうの現地販売代理店KTBの岡本大資社長(左)とYLID青山哲也社長(右)>
YLIDは、昨年から従来型「eCanter」を使用した走行試験を実施し、バッテリー性能を含む貨物積載時の走行性能や急速充電設備の設置場所など、実際の輸送を想定した検証を実施してきた。今回導入した新型eCanterは、9月からジャカルタ都市圏、西ジャワ州カラワン地域間で運行を開始する予定。ジャカルタ近郊の自社施設には急速充電設備を整え、今後太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを利用した充電設備の設置も検討している。
YLIDは、商用EVトラック導入の他にも、インドネシア国営鉄道会社傘下のPT.Kereta Api Logistikと協業し、ジャワ島内における鉄道輸送サービスの提供を推進するなど、インドネシアの物流分野における温室効果ガス排出量削減に取り組んでいる。持続可能なサプライチェーン構築に関する顧客からの要望に応えるため、インドネシアにおける環境に配慮したサービスメニューの拡充を引き続き目指していくとしている。