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2025年01月08日 15:01 / 経営
いすゞ自動車は、物流・交通分野における研究活動を推進し、「運ぶ」のイノベーションを加速させるため、東京大学基金に10億円を寄付した。
東京大学はエンダウメント(大学独自基金)型の基金を設置し、この基金の運用益などを財源に、東京大学は2月1日に、恒久的な研究組織として、大学院工学系研究科内に「トランスポートイノベーション研究センター」(センター長:高橋浩之 大学院工学系研究科教授[予定])を開設する。
今後、専任教員を選定し、学部生・院生や研究員を受け入れ、今春より本格的に研究活動を開始する予定。東京大学が上場企業からの寄付でエンダウメント型研究組織を設置するのは初。
新たに開設されるトランスポートイノベーション研究センターは、物流・交通分野の研究・教育に特化した恒久組織として、本郷キャンパス内に開設。社会基盤学・都市工学・機械工学・システム創成学などの学問領域を軸に、近年急速に進化を遂げる人工知能(AI)・自動化技術・センシング技術など工学の広い範囲をカバーする。
さらに個別の技術の枠を超えて、社会制度設計や政策課題など公民学の領域にまたがる広域での物流・交流分野を取り扱う。また、次世代交通の現場において、コネクテッドトランスポーテーション時代における新たな交通システムの社会実験、さまざまな研究分野が接続するネットワーク型交通の社会実験・研究の実践展開を図る。
そして、物流とそれに関わる物流サービスプラットフォーム、共創物流、物流センシングなど幅広い領域の未開拓・未解決課題に取り組み、豊かな人間活動の将来展望を切り拓くために、社会経済活動の円滑化を目指した研究活動を推進。「運ぶ」を創造する優秀な人材育成に寄与していくとしている。