鴻池運輸/Hacobuに出資、DX-ICT基盤の強化や定温物流現場のデジタル化推進

2025年05月29日 17:32 / 経営

鴻池運輸は5月21日、物流向けアプリケーション開発・販売、コンサルティングを行うHacobuへの資本参加を決定し、出資を完了した。

Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」と物流DXコンサルティング「Hacobu Straregy(ハコブ・ストラテジー)」を提供しており、DX-ICT基盤の強化や定温物流現場のデジタル化の推進を行う。

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DX-ICT基盤の強化では、Hacobuのエンジニア、技術、ノウハウを活用したデジタル化推進、データ活用などの開発推進や両社協働の新サービス・ツール開発を想定する。また、鴻池運輸のグループ会社でITサービスを提供するコウノイケITソリューションズ、DXを支援するシャインのサービスを、Hacobuの販売チャンネルを活用し、販売を強化する。

定温物流現場のデジタル化の推進では、Hacobuのクラウド型物流管理ソリューション「MOVO」シリーズを活用したDX化・効率化を目指す。

物流現場では、労働集約型のスタイルのほか、紙帳票やFAXなどを活用するアナログな職場環境が多くデジタル化の遅れが目立つことや、労働力不足の問題など、多くの課題が山積している。

KONOIKEグループは、2030年ビジョンで「技術で、人が、高みを目指す」のメッセージを掲げ、長年にわたり蓄積してきた人の知識・経験・ノウハウと最新技術を掛け合わせ、物流現場の技術革新・DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させている。

鴻池運輸執行役員の佐藤雅哉ICT推進本部本部長は、「KONOIKEグループは、2030年ビジョン『技術で、人が、高みを目指す』のもと、現場で培った知見と先進技術を融合させた技術革新・DXを推進している。Hacobuとの協業を通じて、デジタル基盤の強化、新サービスやそれらを統合したソリューションの共創、グループ内サービスやソリューションとの連携により、現場起点の変革を加速させることで、Hacobuのビジョンでもある『持続可能な物流インフラ』の実現に向け、業界の未来を共に切り拓く」とコメントしている。

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