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2025年06月18日 13:29 / 経営
ラストワンマイル協同組合(東京都府中市)は、関東・中京・関西エリアで提供している業界最安水準の「宅配ミニ」について、荷物のサイズと単価の見直しを図る「情熱運賃」を7月に導入する。同組合では、「情熱運賃」のスタートにより、2026年度は年間30万個の取り扱いとサービス提供エリアの拡大を目指す。
宅配ミニは、「三辺の合計が55cm以下」「重さ1.5kg以下」の小荷物の配送を「1個当たり320円(税込)」で提供しているサービス。2024年3月のトライアル開始後、関東1都2県、関西2府2県で本格的な運用をスタートし、配送エリアを拡大しながら、1年間以上にわたって安定的にサービスの提供を行っている。
今回導入する「情熱運賃」では、契約条件(月間個数、時間帯、配送エリア、配送箇所、付帯作業など)により、さらに安価な単価へと見直す。
またサイズについても、これまでの「宅配ミニ」よりも扱う荷物のサイズを大きく広げ、「3辺の合計が60~100cm以下」「重さ10kg以下」に拡大。このサイズは、これまでの「1個320円」の運賃で運ぶことは難しいが、契約条件によって、通常の配送料金よりも安価な単価で安定的に配送する。
同組合は2018年4月に関東1都5県の中小の配送業者が集結して設立。下請けではない荷主直の共同受注、共同配送のメリットを生かして効率化を図り、より安い運賃と遅延しない配達を実現している。現在は近畿や東海などに事業を拡大し、通販、メーカー、倉庫などさまざまな業種の荷主からの宅配を請け負っている。