物流DX「ロジポケ」を運営するX Mile(クロスマイル)によると、2025年5月に公表されたトラック事業者の行政処分事業所数は、前年同月比46%減の39件で、4月(37件)から引き続き30件代と少なかった。
<行政処分事業所数推移>

ただし、全体の件数は減少する中で、整備点検・台帳関連は前年5月より増加した。また監査端緒では、「監査方針」を端緒とする実施割合が増加している。監査実施月で見ると、2024年9月実施の監査で認められた違反件数が多い。
<違反項目昨年比(5月)>

地域別では、静岡・大阪が5件で最多。次いで群馬・宮崎の4件。静岡は特定の運転者に対する指導義務、点呼の記録不実記載が、大阪は点検整備違反、指導監督告示による運転者に対する特別な指導及び運転適性診断受診義務違反などの違反が目立った。
<当月処分事業所数 都道府県別(5月)>

一方、2025年の年間公表分について、事業所数に対する比率では、秋田(1.73%)、宮崎(1.29%)の割合が高くなっている。
■ロジポケ「行政処分情報集計レポート(トラック事業者)」2025年5月度
行政処分集計/25年4月の行政処分事業者数、前年同月より37%減