ヤマトホールディングスが7月30日に発表した2026年3月期第1四半期決算説明資料によると、EC顧客とのシステム連携強化により、顧客指定に基づく置き配指定個数が前年比で約2倍となり、、不在率は7.6%となり、前年比で1.1ポイント低下した。
<宅急便収入の拡大>

出典:2026年3月期第1四半期決算説明資料
現在、宅急便・宅急便コンパクト・EAZYにおいて「置き配」サービスを提供している。「置き配」指定の取扱数量の増加に伴い不在率は低下しており、オペレーションの効率化や温室効果ガス排出量の削減にもつながっている。
また、拠点や人材等の再配置を進め営業力強化を推進し、セールスドライバー(SD)稼働当たり収入は着実に増加した。「置き配」増加に伴い、SDは、集荷業務の比重を拡大した。
競争環境の変化を踏まえ、「集荷」を強みに営業を強化。顧客に向き合う第⼀線の組織への人材配置を加速、市場性に基づき集配拠点の再配置と受付専門店等を展開した。生産性の維持・向上と個人・インバウンド等の需要取込みを推進した。
適正かつ柔軟なプライシングを行うため、宅急便の届出運賃を改定した。10月から、大きいサイズ、ゴルフ・スキー宅急便の料金を改定する。また、付加価値に応じた課金、さらに利用しやすい設計に向けた見直しを継続する。
ヤマトホールディングス/26年3月期第1四半期の国内輸配送サービス、営業損失134億円