トラック運送業界の景況感/25年4~6月は1.3ポイント悪化、来期も厳しい状況見込む

2025年08月20日 11:30 / 経営

全日本トラック協会が8月18日に公表した「第130回トラック運送業界の景況感(速報)2025年4月~6月期」によると、トラック運送業界の景況感は前回から1.3ポイント悪化した。

<トラック運送業界の景況感の推移>
20250820keikyo - トラック運送業界の景況感/25年4~6月は1.3ポイント悪化、来期も厳しい状況見込む

6月の日銀短観調査では、大企業の業況判断DIは製造業が13(前回比+1)、非製造業が34(同▲1)と推移した。一方、トラック運送業界では、一般貨物は輸送数量、運賃・料金の水準が悪化傾向に転じ、燃料価格の高止まりや物価高による輸送原価の上昇分を十分転嫁できない状態が継続、営業利益・経常利益の悪化を反映し、景況感は前回▲18.7から▲20.0へと悪化した。

なお来期の景況感は、今回▲20.0から▲21.8へと1.8ポイント悪化する見込み。米国関税政策がもたらす事業環境の不透明化や人材不足、物価上昇等がマイナス材料となっている。

トラック運送業界の景況感/価格転嫁不十分で25年1~3月は0.5ポイント悪化

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