ナカノ商会/シマントと共同開発の輸配送計画システムを運用開始、持続可能な幹線輸送に期待
2025年10月02日 11:06 / 施設・機器・IT
ヤマトホールディングス傘下で、広域輸配送・倉庫関連事業を行うナカノ商会と、トラック輸送の配車管理システム「ロジGo」を展開するシマント(東京都中央区)は、輸配送計画システム「Auto Dispatch」を共同開発し、10月1日からナカノ商会で運用を開始した。
このシステムは、幹線輸送の効率化に向けて、独自のアルゴリズムにより輸配車計画を自動作成するもの。ナカノ商会のベテラン配車担当者たちのノウハウを配車ロジックに組み込み、またシマント独自のデータ処理技術を用いることで、一度に10万~20万件の輸配送データ処理を可能としているのが大きな特徴。
<Auto Dispatchのイメージ>

これにより、大量の輸配送案件に対して最適な組み合わせを自動計算し、物流事業者に無駄のない輸配送計画を提示することで、ドライバーの労働環境を守りながら運行効率を改善し、持続可能な幹線輸送を実現するとしている。
<本来は2台必要な輸配送ルートも「Auto Dispatch」によって輸配送計画を自動で作成することで効率的な輸送につながる>

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