東海電子/年間30万件の交通事故データ可視化「運輸安全AIラボ」始動
2025年11月04日 17:00 / 施設・機器・IT
東海電子は10月30日、運輸安全・交通オープンデータ活用AIプロジェクト「運輸安全AIラボ」を立ち上げた。第一弾として、日本の交通事故データ年間約30万件を可視化するウェブサービス「Zicolog(事故ログ)」の提供を開始した。
事故ログは、AI技術を使って、国が保有し国際的にも公表している交通事故のデータベース(30万件)をマップ上に可視化することで、統計表では見えない交通事故のリアルを感じ取ってもらうサービス。
名も無き事故が、日々起きており、「一件の事故」の裏には、加害者・被害者・負傷者・死者が発生している。一方で、よほど悪質で重大な事故でないかぎり、名も無き事件は新聞やテレビやインターネットメディアでも報道されない実情もある。しかし、現実的には、身近なところで毎日交通事故が起きている。
事故ログでは、年齢別ピン、ストリートビュー、当事者情報を表示する。事故予測などAIモデルの完成度が上がってくれば、有償化する予定だが、現時点では無償でサービスを提供する。 将来的には、飲酒運転が発生する場所を予測することも目指している。
内閣府、警察庁、国土交通省等、交通や安全に関わる省庁は毎年白書等でいわゆる「交通事故データ」を公表している。今回、各省庁により国民のために集められたビッグデータを可視化し、これらを「AI」技術を活用することにより、事業開発と公共の福祉を両立させる研究開発プロジェクト「運輸安全AIラボ」を立ち上げた。
■運輸安全AIラボ
https://transport-safety.jp/ts_ai_lab
■Zicolog(事故ログ)
https://zicolog.com/
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