新東名/新秦野IC~新御殿場IC間、高松トンネル工事難航で、開通は1年以上遅延の見込み

2025年11月05日 16:23 / 交通

NEXCO中日本は11月4日、新東名高速道路(海老名南JCT~御殿場JCT)連絡調整会議(第7回)を開催し、事業進捗や今後の見通しについて報告した。

新東名・海老名南JCT~御殿場JCT間は、2017年度以降順次開通しており、海老名南JCT~新秦野IC間、新御殿場IC~御殿場JCT間は2022年4月までに開通している。

<位置図>
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現在は、2027年度の開通に向け、新秦野IC~新御殿場IC間(延長25km)を工事中。橋梁やトンネルなどの道路本体工事に着手している。しかし、高松トンネル(神奈川県松田町~山北町)では脆弱な地山が断続的に出現しており、トンネル内空断面の変形、2024年9月には突発湧水が発生するなど、工事が難航していると報告。

<2024年9月に高松トンネルで発生した突発湧水>
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高松トンネルの未掘進区間は残り約700mだが、今後の掘削においても断続的に脆弱な地山の出現や湧水の発生が想定され、工事が順調に進んでも貫通まで1年以上かかる見込みとしている。

その後、トンネル覆工、舗装工事や設備工事が必要になるため、新秦野IC~新御殿場ICの開通時期については、予定していた2027年度から少なくとも1年以上遅延する見込み。

今後、工程精査を進め、高松トンネル完成の見通しが立った段階で改めて開通時期を公表するとしている。

東名、圏央道など/高速13路線15区間、首都高4路線6区間などで予防的通行止め開始(4日15時時点)

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