日野自動車は12月25日、ニュージーランドにおける訴訟で和解し、特別損失を計上すると発表した。

2025年3月、原告団らを代表する者から、日野自動車の車両用エンジンの排気ガス性能基準と燃費基準の違反に関する詐欺行為等に起因して損害を被ったなどとして、訴訟を提起された。
訴訟が長期化することによる、今後の経営に与える影響等を総合的に考慮し、訴訟を和解により、全て終結させることとした。
和解の相手方(原告団)は、2010年1月1日から2022年8月22日までに日野自動車が製造したディーゼルエンジンを搭載した車両を、2010年3月4日から2025年3月3日までにニュージーランドで取得した者。和解の金額は、1090万ニュージーランドドル(約9億8000万円)。和解は、今後、ニュージーランド高等裁判所オークランド支部に提出され、その承認手続を経て、正式に確定する。
和解に伴い、2026年3月期第3四半期決算において、上記金額を特別損失として計上する。業績に与える影響は、現在精査中であり、見通しが付き次第速やかに開示する。
なお、和解において、日野自動車らが、原告側の請求や日野自動車らの責任を認めたということはない。
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