NIPPON EXPRESSホールディングスは2月16日、グループ会社のNXタイロジスティクスが1月19日にEVトラックを導入したと発表した。
<NXタイロジが導入したEVトラック>
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NXタイロジでのEVトラックの導入は、これが初。
導入した車両は、タイの商用EVメーカーであるNEX POINT社の「6W 15T」。GVW15tの大型EVトラックで、最大積載量は8800kg、210kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は200kmとしている。
スワンナプーム空港に近いバンコクロジスティクスセンターに導入し、航空貨物の配送業務などに活用する。またNXタイロジでは、引き続き、トレーラーヘッドなど他車種も含めた積極的なEVトラックの導入を検討するとしている。
タイはEV導入に積極的で、2030年に国内で生産される自動車のうち30%に引き上げる目標としており、販売補助金や輸入関税の引き下げなど、EV普及を進めている。
このようなところから、乗用車についてはEV導入が進むものの、商用車のEV化については、バスが先行しているものの、トラックでの導入数はまだ一部に限られている状況。NXタイロジの取り組みは、これに先鞭をつけるものといえる。
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