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2024年05月14日 16:44 / 経営
いすゞ自動車は5月14日、自動運転物流事業の米Gatik(カリフォルニア州)に3000万USドル(約47億円)を出資し、北米自動運転事業におけるパートナーシップを構築すると発表した。2027年度のレベル4自動運転の事業化を目指す。
<いすゞF-series(日本名フォワード)をベースに、Gatikの自動運転システムを搭載した開発車両>

いすゞは中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)」で、新事業の柱として「自動運転ソリューション」、「コネクテッドサービス」、「カーボンニュートラルソリューション」の3領域を掲げているが、このうち自動運転ソリューションへの挑戦として、Gatikとの提携が実現。両社は、自動運転事業開発および自動運転システム搭載を前提とした新たなシャシ(冗長シャシ)の設計・開発に関する協業について合意している。
Gatikは、北米のミドルマイル(流通センターや配送センター間をつなぐ中距離・中間物流)で自動運転物流サービスを提供する唯一の企業。小中型の自動運転トラックを使用して、商品を配送する物流サービスを展開している。特に、大手企業向けのBtoB物流に注力しており、2021年にはミドルマイルで完全無人商用配送にも成功。日本の小型~中型に相当するクラス3~7の自動運転トラックで、米国テキサス・アーカンソー、カナダのオンタリオをはじめとする各州の市場で商用展開している。
いすゞは今回の提携により、米国・カナダですでにマーケットリーダーの地位を確立しているローキャブフォワードトラック市場で、ミドルマイルでの自動運転事業に参入し、北米で深刻化するドライバー不足や急増する配送ニーズなどの社会課題の解決を積極的に推進する。さらに、自動運転システムの搭載を前提とした安全性能を有する新たなシャシを共同で設計・開発し、2027年度中の量産開始を目指す。