倒産リスク企業調査/運輸業は1万件超の高水準が続く
2025年02月03日 14:10 / 経営
帝国データバンクが2月3日に公表したレポートによると、「運輸業」のうち2024年12月時点で倒産リスクが高い企業は1万1828社あり、業種別では職別工事業(1万4301社)に次いで2番目に多いことがわかった。
運輸業の倒産件数は471社で、前年比7.0%と微増だった。一方、高リスク企業数は、前年の同調査に比べると24.4%減少しているが、依然として1万社を超える高水準が続いている。燃料高や人手不足による労働力減少などの厳しい経営環境が窺える。
また、経営者の高齢化も進んでおり、倒産だけでなく休廃業・解散企業も706件(前年比8.3%増)と増加。これらを背景に事業を継続・成長させるための手段としてのM&Aも進んでいる。
レポートでは、他社乗り換えを危惧し強く価格交渉できないなど業界構造の特性は未だ拭いきれないと指摘。2025年4月で働き方改革関連法の適用(2024年問題)から1年が経過するため、改めて影響を見つめ直し、取引の適正化が行われる必要がある、としている。
最新ニュース
一覧- 南海電鉄、TRC/東京-大阪間の幹線輸送経路構築や自動運転トラックの実現などで業務提携 (04月30日)
- 貨物自動車運送事業法/5月1日「事業計画に従い業務を行うべき命令の発動基準」施行 (04月30日)
- 国交省/「一般貨物自動車運送事業者等が破産した場合等における許可の取扱い」一部改正 (04月30日)
- 中国運輸局、鳥取県トラック協会/「トラック運送業のPR動画制作」採用促進 (04月30日)
- 西濃運輸/集荷時間の通知機能を全店導入、物流業務のDXを加速 (04月30日)
- 信州名鉄運輸/公式インスタグラム開設、採用情報や会社紹介など情報発信 (04月30日)
- アサヒロジスティクス/従業員の子供が参加「交通安全メッセージ」ラジオCM第2弾放送 (04月30日)
- SBS即配サポート/第4回セールスドライバー接客マナーコンテスト開催 (04月30日)
- 栗山自動車工業/社員の子供の進学で「入学お祝金」支給 (04月30日)
- 北陸道/賤ケ岳SA(下り)駐車マスの増設工事に着手、大型車1.3倍に (04月30日)
- 秋田道/北上西IC~湯田IC(上下線)、5月19日~23日に夜間通行止め (04月30日)
- 近畿運輸局/25年3月の行政処分、輸送施設の使用停止(90日車)など3社 (04月30日)
- 東北運輸局/25年3月の行政処分、輸送施設の使用停止(240日車)など7社 (04月30日)
- 西濃運輸/AT限定免許保持者「集配ドライバー職」中途採用を本格化 (04月28日)
- ティアフォー/経産省事業の補助事業完了「自動運転トラックの社会実装」加速 (04月28日)
- 住友商事、いすゞ/インドのトラック・バス製造・販売会社「SML Isuzu」株式を現地企業に譲渡 (04月28日)
- 住友倉庫/中国でEVトレーラーを導入 (04月28日)
- いすゞ、藤沢市/次世代ものづくり人材育成で連携開始 (04月28日)
- 北海道運輸局/荷主事業者向け「物流改正法に関する説明会」6月3日WEB併用開催 (04月28日)
- 愛知県トラック協会/「東三河トラック輸送サービスセンター」売却、5月23日に一般競争入札 (04月28日)