住友ゴム/白河工場で量産タイヤ生産に再エネ由来水素を活用
2023年07月24日 17:34 / 施設・機器・IT
住友ゴム工業は7月24日、福島県白河工場で、福島県浪江町の再生可能エネルギーを利用した水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」の水素を1ヵ月間にわたり供給を受けることが決まったと発表した。
<福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)の水素トレーラー>
白河工場は、乗用車・トラック・バス用タイヤを製造している同社の主力工場。21年8月より国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として支援を受け、タイヤ製造のカーボンニュートラル化に向けた新エネルギーの水素を活用した技術の確立など、水素活用の実証実験を行っている。
<白河工場の水素ボイラー>
今回供給を受けるFH2Rは、世界有数規模となる10MWの水素製造装置を備えており、再生可能エネルギーの電力を最大限利用するとともにクリーンで低コストな水素製造技術の確立を目指している。同社におけるFH2R製水素の活用は、少量の供給を受けた本年4月に続き2度目。今回は7月24日から1ヵ月間供給を受け、製造時(Scope1,2)カーボンニュートラルを達成した量産タイヤの生産に活用される。
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