イオンのネット専用スーパー「Green Beans」の配送を担うイオンネクストデリバリーは、5月28日より順次、全9カ所の拠点で配送員(デリバリークルー)の熱中症対策と働きやすさ向上施策を開始する。
ラストワンマイル配送を担うデリバリークルーは、屋外での作業や移動が日常的に発生するため、暑さによる身体への負担や熱中症リスクが非常に高い。このため同社では、デリバリークルーの安全と健康を最優先に考え、配送現場における暑さ対策を強化する。
具体的には、ファン付き作業着を導入するほか、個々でも水分補給や自主的な体調管理を促すため、本社のある千葉市で最高気温が35度を超える猛暑日に勤務するデリバリークルーには「猛暑日手当」を支給。
また、全拠点にウォーターサーバーを設置し、塩飴を配布。WBGT(暑さ指数)測定器も設置し、基準値を上回る時は現場での熱中症予防対策の実施を徹底。さらに、全拠点長が「熱中症対策アンバサダー」の資格を取得し、正しい熱中症対策知識の普及に努めるとともに熱中症への予防、適切な対策を実施する。
<ファン付き作業着(左)、ウォーターサーバー(右)>

加えて、配送出発前には、血圧計や体温計を用いた健康チェックを実施。体調不良が確認された場合は迅速に対応し、無理な業務を避ける体制を徹底するとしている。
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