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2025年10月17日 16:40 / 経営
北陸信越運輸局は10月17日、2025年度物流総合効率化計画の9月末現在の認定状況を公表した。
4月1日付けで、若松梱包運輸倉庫、若松運輸、F-LINEによる「特定流通業務施設の新設に伴う輸送網集約」の取り組みを認定した。
若松梱包運輸倉庫は、複数の物流拠点倉庫で荷物の保管・流通加工等を行っているため、非効率な輸送体制となったいた。そこで、「本社第二共配センター」を新設し、物流拠点倉庫及び輸送網を集約して効率化を図り、5月から業務を開始した。
流通施設を従来の通過型センター(TC)から、在庫型センター(DC)にも対応していくことによって輸送効率の向上が企図できた。
また、トラック受付予約システムの導入及び高規格バースを設置する等により、手待ち時間を約65%削減。トラックの台数、走行距離を削減することにより、CO2排出量を約22%削減した。
7月31日には、メタル便、燕運送、アイデックス、伊藤忠丸紅鉄鋼、イグニション・ポイント、興和総合研究所による、ミルクラン方式による集約化、車両相互使用による共同輸送を認定した。
新潟県(新潟市・燕市)で行うミルクラン集荷配送と静岡県(湖西市御前崎市静岡市)で行うミルクラン集荷配送をつなぐクロスドッキング共同配送を実施。また、中継輸送の運行管理車両管理の設定による車両相互使用や統一運行システム管理を行った。
その結果、CO2排出量は49.6トン(30%減)、ドライバー運転時間省力化は1487時間(42.9%減)となった。
8月4日には、YKKAP、大王製紙、ダイオーロジスティクス、北陸コカ・コーラボトリングの3社による片荷輸送解消のための共同輸配送を認定した。
今回、「北陸~埼玉~静岡~北陸」間、「北陸~神奈川~静岡~北陸」間の共同輸送により、実車率を高めた。
北陸~埼玉~静岡~北陸間の共同輸配送では、CO2排出削減量53.3トン(36.0%減)、ドライバー運転時間省力化は1488時間(45.0%減)だった。
北陸~神奈川~静岡~北陸間の共同輸送では、CO2排出削減量18.3トン(30.0%減)、ドライバー運転時間省力化504時間(37.5%減)となった。