外国人ドライバー支援機構/日本式教習コースをカンボジアに整備、安全教育を強化
2025年12月22日 11:41 / 施設・機器・IT
外国人ドライバー支援機構(福岡県大野城市)は、このほど日本式教習所の基準を満たした教習コースをカンボジアに整備した。
この教習コースは、グループ会社「ミナミカンボジア」が設立したもので、日本での教習所基準に準拠した初の海外事例となる。外国人ドライバーの受け入れ拡大には安全教育の質の向上が不可欠だが、この教習コースの整備はその取り組みの一環となる。
<日本の教習所の物的基準に沿って整備された、カンボジアの教習コース>

カンボジアをはじめとする東南アジア諸国では、日本のような専用教習コースが整備されていない場合が多く、路上走行を中心に運転技術を学ぶ仕組みが一般的。そのため、日本の交通環境や安全基準との間にギャップが生じやすく、日本でドライバーとして就労する際の課題となっていた。外国人ドライバー支援機構は、入国前の段階から日本基準の運転・安全教育を行うことの重要性を指摘している。
今回完成した教習コースは、日本の教習所が定める物的基準に沿った設計となっており、坂道、S字、クランクなどの課題走行に対応した設備を備えている。さらに、日本の道路標識を設置することで、日本式の交通環境を再現している。この施設により、現地での実践的な運転・安全教育が可能となり、教育内容の再現性と安全教育の質をさらに高めることができるという。
外国免許切替制度の厳格化が進む中、同社が支援した外国人ドライバーは、全員が一度で試験に合格している。2025年10月に制度が改正され、知識試験や技能試験の基準が引き上げられたことで、合格率が低下する傾向にある。しかし、同社は安全教育の方向性が制度改正と一致していると捉え、引き続き外国人ドライバーの育成に注力していく方針だ。
同社は、海外での現地教育を担うミナミカンボジアと国内で技能教育を担う南福岡自動車学校を有している。これらのグループ内リソースを活用しつつ、全国の自動車教習所との連携を強化し、安全な外国人ドライバーの育成を進めていくことを目指している。
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