日豊高速運輸/物流業界向けeラーニング事業が優れた成果を上げた導入事例としてアワードを受賞

2025年12月25日 13:29 / 施設・機器・IT

日豊高速運輸(愛知県刈谷市)のトラックドライバー専門eラーニングサービス「eDriver(イードライバー)」の導入事例が、クリエイティブバンク主催の「SUCCESS STORY AWARD 2025」採用DX部門においてアワードを受賞した。

<日豊高速運輸>
20251225nippo - 日豊高速運輸/物流業界向けeラーニング事業が優れた成果を上げた導入事例としてアワードを受賞

「eDriver」は、Web教育サービスのlearningBOX(兵庫県たつの市)が提供するeラーニングシステム「learningBOX」を活用し、日豊高速運輸がトラックドライバー専門のeラーニングサービスとしたもの。

従来紙や集合形式で行っていた法定研修の内容をオンライン教材として再構成し、運行の合間でも受講できる学習環境を整備、動画やスライド、テストを組み合わせることで、受講者の理解度を確認できる仕組みも構築している。

「SUCCESS STORY AWARD 2025」は、国内のSaaSやITサービス導入事例のうち、成果をあげた取り組みを表彰するアワード。単なる導入実績だけでなく、導入後の成果や企業の生産性向上、DXへの貢献度が評価基準となっている。全9部門が設置されており、「eDriver」は物流業界が抱える人材不足や安全教育の課題に対する革新的な取り組みとして高く評価され、採用DX部門で選出された。

日豊高速運輸は、「eDriver」を運送業に特化した独自教材としてブラッシュアップを重ね、現在は社内研修だけでなく、同業他社にも提供できるBtoB向けコンテンツとして展開している。この取り組みにより、業界全体への波及効果を生み出すことを目指している。

eDriverの開発、運営、販売を行なっている日豊高速運輸のグループ会社エヌ・ピー・ロジの出口皓士取締役事業開発部長は、運送会社にとって「安全」と「研修」は最も重要なテーマでありながら、日々の業務に追われ、十分な時間や人手を割けないのが実情と話す。

「日豊高速運輸も、かつては同じ課題を抱える運送会社の一つだったが、動画教材の充実とeラーニング環境の整備に取り組んだ結果、いつでも・どこでも・誰もが一定の質で学べる研修環境を実現し、研修にかかるコストの大幅な削減と受講率の飛躍的な向上を、同時に達成することができた」と取り組みを語った。

日豊高速運輸は現在、eDriverを単なるeラーニングにとどまらない安全教育プラットフォームとして事業化し、対面研修なども組み合わせながら、事故ゼロに直結する教育を展開している。「eDriverは研修を『後回しにされがちな業務』から『継続できる仕組み』、さらには『事故削減のために欠かせない取り組み』へと変えることで、安全教育の定着を支援するサービス。今後も人材育成と事故削減の両面から、運送業界の発展と事故のない社会の実現に貢献してまいります」と出口氏は述べている。

■SUCCESS STORY AWARD 2025(https://digi-mado.jp/success-story-award-2025/

■日豊高速運輸 eDriver(https://edriver-nippo.com/

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