フォロフライ／商用EV「F1VAN」、SBS即配サポートが本格導入開始

SBSホールディングスのSBS即配サポートは12月13日、1トンクラスの商用EVであるフォロフライ「F1VAN」13台を追加導入したと発表した。

＜追加導入されたフォロフライF1VAN＞

SBS即配サポートは、F1VANの試験運用を2021年10月から開始。フォロフライとともに日本の気候や安全基準に合わせた快適性、実用性の向上に向けて取り組んでおり、今回導入された車両は、この試験運用による改良が施されている。今回の13台導入で同社が運用するF1VANは、合計14台となった。

F1VANは普通免許で運転できるEVバンで、最大積載量は950kg。ラストワンマイル配送では一般的に航続距離100kmが必要とされるが、F1VANのフル充電時の走行可能距離はカタログ値で300km、頻繁に発進・停止を繰り返す市街地での配送を想定したテストでも200kmを実現しているという。

またEV本格導入にあたり、パナソニックHDと丸紅の合弁会社であるEVolity（東京都中央区）の充電管理システムも導入。SBS即配サポートでは14台のF1VANの他に4台のEVも使用しているが、EVolityのシステムはマルチブランドのEV車両・充電器に対応しており、数十台以上の規模であってもEVの効率的な運用支援も可能としている。

SBS即配サポートでは、車両の所在地や電池残量、充電状態等の情報を管理し、さらに今後はテクノロジーを活用した電池劣化診断、劣化予測等を一元把握することで、より効率的な物流オペレーションを実現していくとしている。また、さらに年内に１台のPHEVの導入も予定しており、ラストワンマイル配送におけるEVの使用をさらに加速していく。SBSホールディングスでは、SBSリコーロジスティクスでも9月から同型車両の導入を開始しており、2024年度はグループで約100台の車両をEVに置き換えてCO2削減を図る。

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