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2023年08月02日 17:22 / 経営
ENEOS、出光興産、アラムコ(Saudi Arabian Oil Company)の3社は8月2日、日サウジ両国政府立会のもと、7月16日に合成燃料の協業に関する覚書を締結したと発表した。
<調印式の様子>
3社は、それぞれが持つ液体燃料や内燃機関に関する技術・知見を活かし、日本における合成燃料(e-fuel)に関する技術協力および実用化・普及に向けた検討に共同で取り組み、合成燃料の早期導入を図る。
合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素と回収したCO2を合成することで生成される液体燃料で、運輸部門の温室効果ガス排出削減に大きな可能性を持つ燃料として注目されている。流通にあたり、貯蔵タンクやパイプラインなど既存のインフラの活用や、トラックなど自動車や、船舶、航空機のエンジンに手を加えることなく利用できる可能性があることから、低炭素化の早期実現策として期待され、社会実装が求められている。