ヤマトHD/リアル消費回帰で宅配便減少し減収減益

2023年08月03日 17:03 / 業績

ヤマトホールディングスが8月3日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、営業収益4202億1200万円(前年同期比0.9%減)、営業利益15億9800万円(同33.9%減)、経常利益18億3700万円(同26.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億3300万円(前期は3億2000万円の利益)となった。

営業収益は、消費行動のリアル回帰によるEC需要の伸び悩みなどによって宅配便取扱数量が減少したほか、国際輸送の需要も減少したこともあり、前期より39億円の減少となった。

営業利益は時給単価、燃料単価、電気代など外部環境の変化によるコスト上昇が継続したものの、オペレーティングコストの適正化に向けた取り組みなどにより、概ね前期並みの水準で着地したとしている。

通期は、営業利益1兆8200億円(1.1%増)、営業利益800億円(33.1%増)、経常利益800億円(37.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益580億円(26.4%増)を見込んでいる。

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