施設・機器・ITに関する最新ニュース
一覧- 日本物流団体連合会/「第25回物流環境大賞」募集開始 (12月01日)
- 国交省/大雪時の大型車立ち往生防止対策を実施 (12月01日)
- セイノーHDなど/長崎県の離島でドローン配送の実証実験を実施 (12月01日)
- ナビタイム/トラックカーナビがAndroid Autoに対応、大画面ナビが可能に (12月01日)
- マクドナルド/ドライバー拘束時間削減「積込・運転・待機・荷下し」見える化 (12月01日)
2023年09月06日 17:47 / 施設・機器・IT
三菱ふそうトラック・バスは9月6日、報道陣を対象にEV小型トラック「eCanter」の販売・サポートに関する説明会を行った。
同社は今年3月にEV小型トラック「eCanter」を一新し、シャシラインアップを従来の1型式から28型式に拡大するなど商品力を大きく強化したが、ゼロエミッション車への需要の高まりもあって、導入検討客も順調に増えているという。
しかし、EVトラックの導入・運用には、顧客が考慮しなければならない項目が大幅に増える。充電設備の検討や電力調達、走行距離に制限がある中での車両運用やテレマティクス活用、バッテリーの劣化やリサイクル、補助金の活用など、これまでディーゼルのトラックでは考える必要がなかった項目も含めて検討しなくてはならない。
そこで同社では、eCanterの販売にあたって車両に留まらないトータルソリューションとして「FUSO eモビリティーソリューションズ」など、新開発のツールなどを用意。商談時も検討客がEVトラックや各種サービス、補助金等について理解しやすいよう取り組んでいる。
その一つがeCanter新型モデル向けに開発されたデジタル商談ツール「ソリューションコンフィギュレーター」だ。デジタル商談ツールの導入は乗用車メーカーでは進んでいるが、国内商用車メーカーではこれが初だという。
<概算見積計算など導入しやすいツールを導入>
当日は実際の商談を模してデモも行われたが、車両の仕様からオプション類、充電器の選択、サービスパッケージ、補助金など、EVトラック導入に必要な項目を、画面上の選択肢に沿って選んでいくだけで、概算見積もりまで表示される。3Dでも車両が表示されるので、見た目でもわかりやすい。
<ソリューションコンフィギュレーターの使用で商談もわかりやすい>
補助金はその地域ごとに表示され、またリース料金体系なども細かく設定して見積もりが作成されるので、EVトラック導入の費用感がその場で把握できる。またディーゼルトラックと導入コストを比較することも可能になっているので、顧客側としても幅広く検討しやすいだろう。
業界全体で見るとEVトラックはまだ導入が始まったばかりであり、かつシャシラインアップ拡大もあって、現在は初めてEVトラック導入を検討するという顧客が大半という状況である。このため導入には不安を感じる顧客も多いものと思われるが、三菱ふそうならば、その不安や疑問も解決してくれるはず。EVトラックの導入を検討しているのであれば、まず三菱ふそうに相談してみて欲しい。