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2023年09月14日 13:26 / 経営
東京商工リサーチは9月11日、今年8月に倒産した道路貨物運送業は30件(前年同月比30.4%増)となり、3カ月連続で前年同月を上回ったと発表した。
負債総額は29億8600万円(前年同月比70.5%減)で、2カ月ぶりに前年同月を下回った。負債50億円以上はなく(前年同月1件)、負債5億円以上10億円未満が1件(同2件)で、負債額の大きい倒産が減少したことで、負債総額は押し下げている。
燃料費の高騰などによる「物価高」関連倒産は9件(前年同月10件)。1-8月累計では69件(前年同期43件)となり、前年の年間(1-12月)件数に並んだ。
また「物価高」倒産のほか、「人手不足」倒産も3件(前年同月ゼロ)と増勢が続く。2024年問題への早急な対応も迫られるなど、運送業を取り巻く市場環境は厳しさを増している。
<道路貨物運送業の倒産件数推移>
なお、道路貨物運送業も含めた8月度の全国企業倒産(負債額1000万円以上)は760件で前年同月比54.4%増。22年4月から17カ月連続で前年同月を上回っている。1-8月累計は5560件に達しており、このペースが続けば10月には22年の年間件数(6428件)を超えることが確実。今後は企業体力の乏しい企業を中心に、倒産の増加ペースが加速することも懸念される。