ヤマト運輸/全国初、全車両EVの営業所を本格稼働
2023年10月02日 15:13 / 施設・機器・IT
ヤマト運輸は10月2日、再生可能エネルギー由来電力(再エネ電力)を活用したエネルギーマネジメントを行うモデル店として、八幡営業所(京都府八幡市)の本格稼働を開始したと発表した。
<八幡営業所の外観>
同営業所は、集配車両32台をすべてEVとしたのが大きな特徴。全車両EVで稼働する営業所は全国でも初となる。
32台のEVは、三菱ふそうのeキャンター(最大積載量2トン)が11台、日野自動車のデュトロZ EV(最大積載量1トン)が21台。
<集配業務に使用するEV>
また太陽光発電設備を設置し、再エネ電力を発電するほか、蓄電池や関西電力グループの電力平準化システムなどを活用してエネルギーマネジメントを行うことで、夜間のEV一斉充電による電力使用ピークの偏りを緩和するなど、EV導入における課題を解決するとともに、サステナブルな物流を実現する。
ヤマトグループは、2050年温室効果ガス(GHG)自社排出量実質ゼロおよび2030年GHG自社排出量48%削減(2020年度比)の実現に向けて、EV2万台の導入、太陽光発電設備810基の導入、ドライアイス使用量ゼロの運用構築、再エネ電力の使用率を全体の70%まで向上するという主要施策を中心に取り組みを進めており、同営業所の取り組みもその一環。集配車両としてはEVトラックの三菱ふそうeキャンター900台、日野デュトロZ EV500台の導入を順次進めるなどしており、今後も引き続きEVや太陽光発電設備の導入、再エネ電力の使用率向上などを進めるとともに、複数のEV運用オペレーションを想定したエネルギーマネジメントの検証を進め、サステナブル経営を強化していくとしている。
■営業所概要
・営業所名:ヤマト運輸株式会社 八幡営業所
・所在地:京都府八幡市八幡久保田11
・営業時間:8:00~21:00
最新ニュース
一覧- ジャパンモビリティショー2025/商用車各社が最新モデルなど披露、31日から一般公開 (10月29日)
- いすゞ自動車/大型トラック「ギガ」を発売、「車輪脱落予兆検知システム」を国内初搭載 (10月29日)
- BYD/小型EVトラック「T35」を世界初公開、26年春に約800万円で発売 (10月29日)
- 国土交通省/各地方運輸局「トラック・物流Gメン」東京集結、トラック事業者の「声」届ける (10月29日)
- 公正取引委員会/国土交通省との合同パトロール「公正取引委員会が同行するとは」荷主から驚きの声 (10月29日)
- 国土交通省/10月29日付で、累計日本郵便547郵便局・軽貨物自動車939両に使用停止処分 (10月29日)
- トラック・物流Gメン/2019年7月~2025年8月に合計1949件の法的措置を実施 (10月29日)
- 国土交通省、公正取引委員会/過去最大「合同荷主パトロール」全国の運輸局含め44名で実施 (10月28日)
- ジャパントラックショー in 富士スピードウェイ 2025/現場と未来をつなぐ“走る”展示会 (10月28日)
- トピー工業/ジャパンモビリティショー2025に商用車用鍛造アルミホイールを出展 (10月28日)
- ハコベル/「トラック簿」にドライバーから入場予約できる機能を搭載、ミルクランなどに対応 (10月28日)
- 鴻池運輸/第7回トラックドライバーコンテストを開催 (10月28日)
- 外国人ドライバー/ウズベキスタン共和国と国際労働協定を締結、1月から研修開始 (10月28日)
- 日本郵便/10月27日までに13郵便局・58両の軽貨物自動車の使用停止処分終了 (10月28日)
- 貨物自動車輸送量/2025年6月の営業用輸送トン数、前年より7.5%減 (10月28日)
- 国道8号/糸魚川市内で土砂崩落のため全面通行止め (10月28日)
- 東北中央道/下院内IC~雄勝こまちIC間が11月22日に開通 (10月28日)
- 徳島道/にし阿波の花火大会開催で11月8日「吉野川スマートIC」営業時間延長 (10月28日)
- トランテックス/「デュトロ」などリコール、消火器ボックス脱落のおそれ (10月28日)
- 第57回全国トラックドライバー・コンテスト/「日本通運宮崎支店」高山涼太さんが内閣総理大臣賞 (10月27日)


