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2023年10月30日 14:47 / 経営
帝国データバンクは10月27日、自動車部品製造のMPPKOMATSU(静岡県浜松市)が、同日、静岡地裁浜松支部へ民事再生法の適用を申請したと発表した。
同社は1953年6月操業、61年1月に法人改組した金属部品総合加工メーカーで、素材の受け入れから冷間鍛造による成型、切削加工、熱処理、メッキ加工までの一貫体制を構築、自動車のエンジン・ブレーキ系、センサー系の保安部品の加工製造を行い、特にエンジンセンサー関連およびコントロールブレーキ関連部品が主力製品。
従来方式では研磨でなければ加工不能であった0.001㎜の精度までハードターニング加工を可能にするなど高い技術力を有しており、2021年12月期の年売上高は約35億6000万円を計上していた。
しかし、積極的に行ってきた設備投資に比例して借入残高は膨らみ、リーマン・ショックや米中関係の悪化、新型コロナウイルス感染拡大等の外部要因もあって不安定な状況が続いており、財務悪化が進んだことから今回の措置となった。
負債は2022年12月期末時点で約55億円。
11月1日午後2時より静岡県男女共同参画センター「あざれあ」大ホールで債権者説明会の開催を予定している。