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2023年10月30日 15:59 / 車両・用品
プロドローン(愛知県名古屋市)は10月26日、ジャパンモビリティショー2023の会場で新機体「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI(コンセプトモデル)を発表した。
「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHIは、50kg積載で50km飛行可能な大型カーゴドローンだが、地上ではAGV無人配送ロボットとして走行するのが大きな特徴。
<「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI>
ドローンは大型になるほど空を飛ぶためのエネルギー消費が増大する。このため川を渡る、山に登る、海を越えるといった空の方が速く、総合的に環境負荷が少ない場合は飛行するが、それ以外の状況では道路を走る方がエネルギー消費が少ない。
SORA-MICHIの場合、50kgの荷物を搭載して50kmすべて飛行した場合の消費燃料は10L~15Lになるが、50kmすべてを走行した場合は2L~3L程度だという。
SORA-MICHIは、平時には中山間部や離島への医薬品配送等を行い、災害時は孤立集落等への救援物資輸送を想定しているが、メインロータとテールロータを回転させて飛行し、着陸後はラストワンマイルをAGVとして地上走行することで、環境負荷と利便性を高い次元で両立させるという。
なお、プロドローンは愛知県とともに「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル 2030』」を推進しており、2030年に空のUTMと地上における自動運転の路車間・車車間通信を統合したシームレスな交通環境の運用開始を目標としている。今回の「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』プロジェクトは、その第1章に位置付けられている。