22年度温室効果ガス排出・吸収量/過去最低値を記録も運輸部門は3.9%増
2024年04月12日 14:25 / 施設・機器・IT
環境省は4月12日、2022年度の国内の温室効果ガス排出・吸収量が過去最低値になったと発表した。
22年度の温室効果ガス排出・吸収量は約10億8500万トンで、2021年度比で2.3%(約2510万トン)の減少、2013年度比では22.9%(約3億2210万トン)の減少となり、オントラック(2050年ネットゼロに向けた順調な減少傾向)を継続した、と評価している。
このうち温室効果ガスの排出量は約11億3500万トンで、21年度比2.5%減少、13年度比で19.3%の減少。21年度からの排出量減少は、産業部門、業務その他部門、家庭部門における節電や省エネ努力等の効果が大きな要因で、全体ではエネルギー消費量が減少したと考えられると推察している。
また22年度の森林等への吸収量は約5020万トンで、21年度比6.4%の減少となった。これは人工林の高齢化による成長の鈍化等を主な要因に挙げている。
一方、部門別では、2022年度の運輸部門のCO2排出量は1億9200万トンで、2021年度比720万トン(3.9%)増、2013年度比3240万トン(14.5%)減となった。
21年度からの増加要因としては旅客輸送量が増加したこと、また13年度からの減少要因としては、旅客輸送、貨物輸送ともに輸送量が新型コロナウイルス感染症の拡大以前の水準を引き続き下回っていること、また2019年度までは自動車の燃費の改善等により旅客輸送においてエネルギー消費原単位(輸送量当たりのエネルギー消費量)が改善したことも寄与したとしている。
他部門では、産業部門は21年度比で5.3%減少、業務その他部門は4.2%減少、家庭部門は1.4%減少と、運輸部門以外はいずれも減少。これについて環境省では「コロナ禍からの経済回復により輸送量が増加し、運輸部門の排出が増加した一方、産業部門、業務その他部門、家庭部門等については、節電や省エネ努力等の効果により、各部門の排出量は減少したと考えられる」と分析している。
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