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2024年12月16日 15:12 / 経営
センコーと住宅メーカー3社(旭化成ホームズ、積水化学工業、積水ハウス)は、住宅物流での協業を開始した。
4社は「住宅物流4社協議会」を発足。ドライバーの労働力不足と輸送能力の安定的な確保、CO2排出量の削減など、物流効率化と脱炭素社会への貢献を目指し、2025年までにドライバーの運転時間を約1万7000時間(トラック2160台分)削減、輸送CO2排出量を約500t-CO2 (スギの木 約3万5800本分)削減を目標にしている。
これを実現するため、ダブル連結トラックを導入し、2台分の貨物をドライバー1名で配送することで運転人数の半減を実現する。センコーが導入しているダブル連結トラックは、10トン車とトレーラを分離できるドリー分離式のため、2台に切り離して同時に別々の納品先に運行可能なことから、センコーの中継拠点「TSUNAGU STATION」をトレーラーの交換やドライバーの乗り替わり場所として活用し、配送効率の向上と長距離運転の抑制を図る。
12月以降には、各社の物流拠点を結ぶ中継輸送ルートを拡張。ドライバー運転時間の約45%削減と、輸送CO2排出量の約35%削減を目指す。
またEVトラックやリニューアブルディーゼル車両の導入も推進する。センコーは2023年9月、住宅部材配送に国内の住宅業界では初めて三菱ふそう「eキャンター」の平ボデーを導入。また今年10月には、伊藤忠エネクスが供給するリニューアブルディーゼルを新築現場に建材を運搬するトラックで使用する実証トライアルをスタートさせており、今後はこれらの取り組みを積極的に進めていくことになる。
このほか、住宅メーカー3社の7エリア29か所に点在する物流拠点とトラックを共同利用し、効率的な物流体制を構築、さらに住宅メーカー3社で部材の共同購買・共同輸送も実施し、トラック台数を削減するとしている。