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2024年08月23日 14:56 / 交通
今年8月には東北道で相次いで事故が発生するなど、全国で逆走による事故が増加している中、NEXCO東日本北海道支社は、札樽道で起きた逆走事案を公表し、注意喚起を行った。
公表された事案は、8月16日15時頃、札樽道(上り線・小樽方面)を、軽自動車が札幌方面に逆走したもの。逆走車は銭函ICに入った後、路肩から本線上で反転した。
逆走車を運転していたのは80代の男性。そのまま約15km逆走を続けたところで、北海道警察に確保された。幸いにも衝突事故にはならなかったものの、大事故につながりかねない事案である。
高速道路では、インターチェンジの合流部付近では、注意喚起看板の他、大型の矢印路面標示、高速道路本線合流部ではラバーポールの延伸や高輝度矢印板を設置し、合流部におけるUターン防止対策の強化を実施している。しかし、逆走車は自らが逆走していることに気づいていないケースが多く、逆走車の発生を根絶する事は難しい。このため、万が一逆走車に遭遇したら、慌てずに落ち着いて行動することが重要としている。
NEXCO東日本では、逆走車を見かけたら、110番、SAPAの休憩施設や料金所の係員、休憩施設にある非常電話のいずれかで通報するよう要望。逆走車の通報を受けるとNEXCO東日本は「情報板」の点灯や、ハイウェイラジオで逆走車の情報を提供している。
そして逆走車の情報を確認した場合は、速度を落とし、十分な車間距離を取って前方車両の動向に注意して走行。逆走車は自分の車から見て追い越し車線を走行してくることが多いため、逆走車を前方に発見したときは、路肩等の安全な場所に停車し、衝突を避けて欲しいとしている。
なおNEXCO東日本では今回の逆走事案を踏まえ、8月28日午前10時30分~11時30分まで、札樽道・金山パーキングエリア(上り線:小樽方面)で北海道警察と合同で、逆走事案の啓発や安全運転を呼びかける。