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2024年08月23日 16:37 / 施設・機器・IT
慶洋エンジニアリングは8月21日、A.I.MATICS(韓国・ソウル市)と「AIを活用した車両制御サービス(FMS)事業」に関する覚書を締結した。
両社は、AIカメラ「Roadscope」シリーズと安全運転プラットフォーム「Aid」を、日本市場での主力と位置付けて導入していく。
<AIカメラ「Roadscope」シリーズと安全運転プラットフォーム「Aid」>
KOSPI上場企業であるDreamtechの子会社であるA.I.MATICSは、現在、米国、オーストラリア、イスラエルで事業を展開しており、今回が日本市場への本格参入となる。また慶洋エンジニアリングは、DMSとADASに優れている本製品の安心安全プラットフォームごと日本に持ち込む事で、自社の車載業務用製品を強化し、国内の安定的なサービス提供を目指す。
AIカメラ「Roadscope」シリーズと安全運転プラットフォーム「Aid」の最大の強みは、AI検知によるリアルタイムなADAS機能の精度と運転手の状態を検知してクラウドサービスをすること。また、既存のデジタコなど、プラットフォームとの連携カスタム対応も柔軟に対応する。車両内外に設置された最大5チャンネルカメラから収集した映像データを解析し、ドライバーに危険な状況をリアルタイムに警告。プラットフォームにデータを送信してマネージャーがリアルタイムに情報の把握が可能となる。
搭載機能としてはドライブレコーダー、ライブストリーミング、リモートオンデマンド再生、クラウドストレージ、緊急通知/緊急録画のほか、車内検知機能:居眠り、注意散漫、シートベルト、喫煙、携帯電話(通話/操作)等の車内検知機能、ADASでは車線逸脱警告、前方衝突警告、車間距離管理、死角認識警報(TAS)。人や車両もAI検知する。
慶洋エンジニアリングでは、既にEマークを取得している本製品を主力に、今年はトラックやバス会社に対して5000万円相当の製品を供給する計画。来年は約1億円以上を供給することを目指している。