全国企業倒産／11年ぶりに年間1万件超えの可能性高まる

東京商工リサーチの調べによると、2024年10月の全国企業倒産（負債額1000万円以上）は前年同月比14.6％となる909件で、負債総額は2529億1300万円（17.8％減）だったことがわかった。

1-10月の累計は8323件（前年同期比17.6％増）で、11年ぶりに年間1万件超えとなる可能性が高くなっている。

＜企業倒産月次推移＞

件数が900件を超えたのは7月以来3か月ぶり。また、10月に900件を超えたのは2013年の959件以来11年ぶりとなった。産業別では、サービス業その他が303件（18.8％増）で最も多く、建設業187件（14.02％増）が2番目に多い。

＜2024年10月産業別倒産状況＞

運輸業は32件。前年同月の34件より2件減少した。運輸業が前年同月を下回るのは3か月連続。10月は加藤運輸（千葉県）が負債額68億円で倒産するなどしたが、運輸業の負債総額も108億7600万円（66.72％減）と減少している。

全国企業倒産／11月の運輸業倒産、6か月ぶりに前年上回る