2024年問題/荷待ち時間の原因「出荷(入荷)時刻が不規則」48.1%
2025年03月25日 14:30 / 経営
山口労働局は3月3日、山口県で実施した「物流2024年問題」に関する荷主アンケートの調査の結果を公表した。
調査によると、荷待ち時間の状況で「1時間以上2時間未満」と回答した荷主は10.1%だった。また、荷待ち時間の原因を聞いたところ、「出荷(入荷)時刻が不規則であるため」が48.1%となった。
アンケートは、山口県内に事務所、工場等を置く労働者数50人以上の製造業418事業場を対象とし、311事業場から有効な回答を得た(回答率74.4%)。2024年11月25日~2025年1月31日、郵送とWEBで実施した。調査の詳細は以下の通り。
事業場に、運送1回当たりのおおよその荷待ち時間の状況について質問したところ、「30分未満」と回答した事業場は55.6%で、以下、「30分以上1時間未満」が26.0%、「1時間以上2時間未満」が10.1%となった。
一方で、「3時間以上」と回答した事業場はなく、「把握していない」と回答した事業場は5.4%だった。
荷待ち時間が「30分以上1時間未満」から「2時間以上3時間未満」までと回答した事業場に「荷待ち時間の原因」について質問したところ、「出荷(入荷)時刻が不規則であるため」と回答した事業場は48.1%と最も多く、以下、「荷役部門の人手不足により荷の積み下ろしに時間がかかるため」(32.7%)、「手積み・手下ろしによる荷役作業に時間がかかるため」(26.0%)、「集荷先が複数箇所にわたるため」(21.2%)が続いた。
荷待ち時間の短縮のために事業場で実施していることについて質問したところ、実施していることが「ある」「今後、実施予定」と回答した事業場は70.8%となり、「ない」と回答した事業場は27.4%だった。
荷待ち時間の短縮のために事業場で実施していることが「ある」「今後、実施予定」と回答した事業場に「(実施予定の)具体的な内容」について質問したところ、「出荷に合わせた生産・荷造り等」が52.6%と最も多く、以下、「十分なリードタイムの確保による安定した輸送の確保」(34.7%)、「高速道路の利用」(31.6%)、「発荷主からの入出荷情報等の事前提供」・「トラック運送事業者との定期的な意見交換の実施」(28.6%)となっている。
最新ニュース
一覧- 国土交通省/導入促進に向けてダブル連結トラック利用についてのアンケートを実施 (12月24日)
- 国土交通省/「日本郵便」105郵便局・軽貨物自動車182両に使用停止処分(12月24日付) (12月24日)
- 首都高/26年10月より料金改定、大型車の上限額3410円に引き上げ (12月24日)
- 中国運輸局/「トラック事業のジェンダー主流化推進懇談会」女性参加者募集 (12月24日)
- ゼロ/自社公式noteで退職から1年後に再入社したドライバーを紹介 (12月24日)
- 圏央道/1月26日から神崎IC~大栄JCTを夜間通行止め (12月24日)
- 新東京所沢線/新小金井街道~所沢市境まで1.6kmが2月14日開通、渋滞緩和に期待 (12月24日)
- 都築電気/日本初のOBD型デジタコを活用した物流業界向けサービスを26年4月から開始 (12月24日)
- 日野コンピューターシステム/EV充電・運行管理のアークエルと顧客紹介契約を締結 (12月24日)
- 山陽道/吉備スマートICが2月1日より24時間化・大型車利用可能に (12月24日)
- 関東運輸局/4~11月「トラック事業者」157件・「貨物利用運送」215件許可 (12月24日)
- 関東運輸局/トラック・物流Gメン「集中監視月間」荷主等に130件の是正指導 (12月24日)
- 中国運輸局/トラック・物流Gメン「集中監視月間」で荷主2社に要請、働きかけ37件 (12月24日)
- 国土交通省/開かずの踏切など改良すべき踏切道102カ所指定 (12月24日)
- 大黒天物産/物流センターの「長時間の荷待ち」で国土交通省から勧告、お詫び発表 (12月24日)
- トラック・物流Gメン/長時間の荷待ち・運賃の据置き・契約にない付帯業務「トラック事業者の声」公開 (12月23日)
- 日野自動車/ダカール・ラリー前哨戦「ジェッダラリー」を無事に完走 (12月23日)
- 平和島自動運転協議会/新たに4社が参画、物流業界の課題解決に向け取り組み加速 (12月23日)
- F-LINE/同社初となる冷凍・冷蔵庫装置を搭載したEVトラックを導入 (12月23日)
- 小平産業/トレーラの冬季における取扱いについて注意喚起、火災事故になる可能性も (12月23日)




