SGホールディングス/福岡県に大型中継センターを新設、九州エリアの物流効率化を推進
2025年03月27日 13:39 / 施設・機器・IT
SGホールディングスは3月27日、グループ傘下の佐川急便やSGリアルティと連携し、九州エリアに大型中継センターを新設することを明らかにした。稼働は2028年6月の予定。
<九州中継センター鳥瞰図(予想図)>

場所は福岡市に隣接する福岡県糟屋郡で、九州自動車道「福岡IC」から近く、九州全域へのアクセスに優れるエリア。
周囲に分散している4拠点+2拠点の一部の中継センターを集約する。これにより、中継拠点集約による効率化、労働環境の改善、ドライバー不足への対応が期待される。トラックの待機時間や荷物の積み降ろし時間の短縮に加え、積載効率の改善、トラック台数の適正化、それに伴うCO2排出量の削減なども見込まれる。
また72時間稼働可能な非常用発電設備の配備といった災害への対策の他、自家消費型太陽光発電設備の設置による再生可能エネルギーの活用なども計画している。
なおSGホールディングスでは、今年7月に東京中継センター(仮称、東京都江東区)、2027年1月に関西エリア中継センター(仮称、兵庫県尼崎市)の二つの大型中継センターを建設中。九州中継センターと合わせ、宅配便ネットワークのさらなる効率化を推進する。
【SGホールディングス 中継センターの概要】
名 称(仮称) |
九州中継センター |
東京中継センター |
関西エリア中継センター |
物件 |
自社保有 |
自社保有 |
賃貸借 |
所在地 |
福岡県糟屋郡 |
東京都江東区 |
兵庫県尼崎市 |
延べ床面積 |
約35,000m2 |
約86,000m2 |
専有部分:約43,000m2 |
処理能力 |
3万個/1時間 |
5万個/1時間 |
10万個/1時間 |
バース数 |
117バース |
164バース |
290バース |
集約効果 |
路線便数▲118便/日 |
路線便数▲83便/日 |
路線便数▲197便/日 |
(路線費・配送費) |
約17億円 |
約14億円 |
約21億円 |
稼働時期 |
2028年6月(予定) |
2026年7月(予定) |
2027年1月(予定) |
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