東海電子/4月1日、アルコール・インターロック法制化で飲酒運転ゼロを提言

2025年04月01日 17:23 / 施設・機器・IT

東海電子は4月1日、アルコール・インターロックの法制化を実現させ、飲酒運転をゼロにし、“飲酒運転できないクルマ”で、飲酒運転による被害者も加害者も出さない社会を実現すると発表した。

この発表は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamプロジェクトに賛同した東海電子が、やがて叶えるために発信した夢。

<アルコール・インターロックの法制化で飲酒運転ゼロ>
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日本では、毎年約2万人が飲酒運転という罪を犯し、検挙されている。

2024年における飲酒運転違反者数が若干の減少傾向にある中で、対照的に、飲酒運転による死亡事故率と危険運転致死傷罪の適用件数は増加している。

全体的な減少と重大事故の増加という矛盾から見えてくることは“飲酒運転をより危険な状態で行う人が増えている”という現実だ。

また、飲酒の問題は根が深く、再犯者が多いことでも知られている。飲酒運転による被害者と加害者をこれ以上出さないためには、より効果的で的を絞った対策が必要となっている。

<飲酒運転2024>
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参考資料:警察庁「2024年における交通事故の発生状況」

祈りや掛け声だけでは飲酒運転はなくならない。東海電子は、飲酒運転を物理的に止める機器「アルコール・インターロック」を開発・販売し、運輸業界を中心に活用されている。

また、2021年に八街市で起きた白ナンバートラックによる児童5名が死傷した飲酒運転事故以降、個人からの問い合わせが急増し、マイカーへの装着も広まっている。

飲酒するとクルマを動かなくするアルコール・インターロック装置の効果は高く、海外では義務化の動きが進んでいる。社会に蔓延する飲酒運転を食い止めるには、アルコール・インターロックの法制化と、飲酒ついて理解を深める教育の両輪が必須となっている。

そこで、さまざまな継続的な取り組みを実施し、3月には、古川国土交通副大臣に「アルコール・インターロック義務化」の要望書を提出した。

<杉本哲也社長(左)、古川国土交通副大臣(中央)>
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東海電子は、「夢を夢で終わらせない。今後も、命を守る技術開発に力を注ぎ、アルコール・インターロックの社会実装を必ず実現させ、飲酒運転の被害者も加害者もゼロの世界を創る」とコメントしている。

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