南総通運が5月15日に発表した2025年3月期決算によると、貨物自動車運送事業の営業収入は65億8400万円(前年同期比6.7%増)、営業利益5億5400万円(2.3%増)となった。輸送業務の取り扱いが堅調に推移した。
同社は、1983年から伊藤忠食品の配送センター運営を受託しており、運営代行のかたちで人材を手配し、保管・在庫管理・配送業務を一貫して受託している。
大手コンビニ物流のハブとなる「共配センター」も運営し、常温商品の保管、情報管理、配送に一元対応。600を超える店舗からの発注品を個別梱包し、毎日オンタイムで配送している。
常温商品だけで約6000アイテムを管理し、毎日、千葉県内を幅広く網羅する約60の配送ルートのダイヤグラムを組み、リアルタイムで運行を管理している。80人を超えるドライバーがシフトを組んで勤務し、運転中のほか、納品作業中の安全やサービス品質を高めるため、“ブランドの一員”としてのドライバー研修も徹底している。
また、特殊車両、大型トレーラーなど300車両以上を保有。全車デジタルタコグラフ・ドライブレコーダーを搭載している。
日本ロジテム 決算/25年3月期「貨物自動車運送事業」売上高259億円、営業利益19億円