外国人ドライバー/ネパールで日本式運転教育を実施、即戦力ドライバーを育成
2025年06月04日 11:13 / 経営
外国人ドライバーに特化した人材支援を行うニホント(東京都江戸川区)は、7月よりネパール現地での「日本式ドライバー教育」を正式にスタートする。日本の教習所と同水準の教育を海外で再現し、「即戦力となる外国人ドライバー」を入国前から育成する。
同社がネパールで展開するドライバー育成プログラムは、特定技能ドライバーとして必要な知識・技術・マナーをすべて習得する“実践型”の教育体制。
長年の教習経験をもつ日本人教官が7月よりネパールに常駐し、運転教育全体を直接監修。学科教育では、映像教材や実際の交通写真などを活用し、日本の道路事情を視覚的に理解できるよう設計している。また運転技術の向上だけでなく、日本の交通社会において欠かせない「安全確認」「譲り合い」といったマナーや意識面の教育にも重点を置いている。
さらに公道を使用した模擬走行や、試験本番を想定した模擬試験も現地で実施。これにより、入国後すぐに現場で活躍できる即戦力人材の育成が可能となる。
実際に現地で運転教育を担当する高橋正則氏(教習所での指導員歴31年)は、ネパールのドライバーについて「日頃から厳しい道路環境で運転していることもあり、運転技術そのものは非常に高い方が多い」と印象を語る。
「ただ、日本の道路では“技術”だけでなく、“安全確認”や“譲り合い”といった運転マナーの習得が不可欠。私たちは、単に試験に合格することを目指すのではなく、日本の道路で周囲と調和して走れるドライバーを育てることを目的に、時間をかけて丁寧に指導しています。受講生一人ひとりが日本で信頼され、思い切り活躍できるよう、現地から全力でサポートしていきます」とコメントしている。
■ニホント(https://www.nihonto.co.jp/)
最新ニュース
一覧- 北海道経済産業局など/荷主事業者向け「改正物流効率化法に関する説明会」12月8日WEB併用開催 (11月10日)
- 国土交通省/置き配を含む「対面引渡し以外受取方法」標準宅配便運送約款への位置付け検討 (11月10日)
- 公正取引委員会/中小受託取引適正化法(取適法)特設サイトを公開 (11月10日)
- 国土交通省/「STOP!トラハラ」トラック・物流Gメンは見ています編YouTubeで公開 (11月10日)
- いすゞ自動車/「統合報告書2025」の重要ポイントを紹介する解説動画を公開 (11月07日)
- ボルボ・トラック/燃料消費とCO2排出量を削減する新世代のストップ・スタート機能を発表 (11月07日)
- 両備トランスポート/ジャパントラックショーに2台のゴールドRが参加、来場者にアピール (11月07日)
- 東海電子/「e点呼セルフTypeロボケビー」が業務負担軽減に貢献、アンケート結果を発表 (11月07日)
- ドラEVER/ドライバーの転職活動を効率化する新機能「自己PR自動生成」を提供開始 (11月07日)
- NBSロジソル/従業員が認め合う環境構築、社内ポイント制度「TwooCa」導入 (11月07日)
- ファービヨンド/トラックドライバー向け「安心休息マップ」で物流業界を支援 (11月07日)
- 映画「運送ドラゴン」/運送業界の社会問題描く話題作、12月に奈良で年内最後の上映会 (11月07日)
- 重量超過車両/基準2倍超過「軸重20トン」1台で、道路橋に4096台分の影響 (11月07日)
- 国土交通省/金子大臣「運輸事業振興助成交付金制度は輸送の安全・適正化に欠かせない制度」 (11月07日)
- 都道府県警察/11月の公開交通取締り情報更新、速度違反などを取締り (11月07日)
- 新名神/12月8日から甲賀土山IC~草津JCTで夜間通行止めを実施 (11月07日)
- 山陰道/11月19日から1月20日まで松江道路の一部区間を夜間全面通行止め (11月07日)
- 近畿地域5機関連携/荷主向け「改正物流効率化法説明会」12月19日オンライン開催 (11月07日)
- 公正取引委員会、四国運輸局/高松道のSA・PAでトラックドライバーに聞き取り・周知を実施 (11月07日)
- 四国運輸局/11月「過積載防止強化月間」根絶街頭キャンペーン実施 (11月07日)


