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2025年06月04日 13:29 / 施設・機器・IT
日本トラックリファインパーツ協会(JTP)とNGP日本自動車リサイクル事業協同組合は5月28日、富山県立大学および明治大学との産学共同研究として進めている「大型自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」における第一弾の成果報告を、第34回2025NEW環境展で行った。
今回報告されたのは、エンジン・トランスミッションにおけるCO2削減効果について。国内メーカーの大型トラック(積載量15tクラス)を対象に、エンジンおよびトランスミッションのリユース部品についてCO2排出量を比較したところ、エンジンでは99.2%、トランスミッションでは98.9%のCO2削減効果が確認できたという。
<エンジン、トランスミッションのリユース部品活用による温室効果ガス削減効果>
これは、エンジン1基あたりブナの木約317本分のCO2吸収量に相当し、1部品のみでも大きな環境貢献となることが明らかになったとしている。
この研究は、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用い、新品部品とリサイクル部品の製造工程におけるCO2排出量を比較・分析し、大型自動車分野におけるリユース部品の環境効果を科学的に定量化することを目的としたもの。リユース部品の環境効果を数値で「見える化」し、ユーザーの理解と選択を後押しすることで、サーキュラーエコノミーの実現に貢献することを目指している。
■日本トラックリファインパーツ協会(https://jtp.or.jp/)