いすゞ/小型トラック「エルフ」など電動パーキングブレーキと前輪サスをリコール
2025年06月12日 15:49 / 車両・用品
いすゞ自動車は6月12日、国土交通省に小型トラック「エルフ」及び日産「アトラス」、UDトラックス「カゼット」、マツダ「タイタン」のリコールを届け出た。
今回届け出たリコールは「電動パーキングブレーキ」と「フロントリーフスプリング」の2カ所。
【電動パーキングブレーキ不具合】
対象は2017年2月14日~2024年10月3日に製造された「エルフ」及び日産「アトラス」で合計1万8641台。また交換修理用部品として出荷した6個(出荷期間2018年8月29日~2025年2月4日)も対象。
電動パーキングブレーキの制御プログラムが不適切なため、急減速時または停車前に電動パーキングブレーキを作動させキーオフをした場合に、パーキングブレーキが作動しないことがある。そのため、最悪の場合、駐車中の車両が意図せず動き出すおそれがある。
いすゞでは全車両、電動パーキングブレーキコントロールユニットを対策品に交換する。
これまで物損2件の事故が報告されている。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001893918.pdf
【フロントリーフスプリング不具合】
対象は2018年11月7日~2024年12月14日に製造された「エルフ」及び日産「アトラス」、UDトラックス「カゼット」、マツダ「タイタン」で合計2万2852台。なお、このリコールは2022年2月3日に届出したものと同様不具合だが、新たな原因が判明したため、改善措置の内容と対象範囲を見直して新たに届けたもの。
前輪の緩衝装置において、フロントリーフスプリングの設計検討が不十分なため、高重心および積載重量が大きい架装で使用された場合、ロール時の入力に対する強度が不足している。そのため、そのまま使用を続けると、当該リーフスプリングが折損し、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。
いすゞでは全車両、フロントリーフスプリングを対策品に交換し、バンプラバーにスペーサを追加する。
これまで事故はないが、62件の不具合が報告されている。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001893921.pdf
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