全国貨物自動車運送適正化事業実施機関である全日本トラック協会は7月1日~14日、「2025年度貨物自動車運送事業安全性評価事業」として、Web申請システムによる申請受付を実施し、申請資格要件等をクリアした7504事業所の申請を受理した。
<認定マーク>

このうち、新規申請が1314事業所(前年度比+159事業所)となり前年度と比べて増加した。また、更新申請については今年度は6回目更新がないため6190事業所(前年度比▲2115事業所)と減少し、合計では7504事業所(前年度比▲1956事業所)となった。
更新申請の内訳としては、初回更新申請(2023年度新規申請で認定された事業所に係る更新申請)が1123事業所、2回目更新申請(2022年度初回更新申請で認定された事業所に係る更新申請)が1315事業所、3回目更新申請(2021年度2回目更新申請で認定された事業所に係る更新申請)が1342事業所、4回目更新申請(2021年度3回目更新申請で認定された事業所に係る更新申請)が1326事業所、5回目更新(2021年度4回目更新で認定された事業所に係る更新申請)が1084事業所となった。
今後、評価基準に基づき申請書類の審査を厳正に行い、本年12月中旬に2025年度『安全性優良事業所』を認定・公表する予定だ。
<申請事業所数の推移>

貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク制度)とは、利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするとともに、事業者全体の安全性向上に対する意識を高めるため、事業者の安全性を正当に評価し、認定し、公表する制度であり、2003年7月から開始した。認定を受けた事業所は認定証が授与されるとともに、認定マーク及び認定ステッカーを「安全性優良事業所」の証しとして使用することが認められ、「安全性優良事業所」であることを荷主企業や一般消費者等にアピールすることができる。
また、2023年度から、連続して6回以上更新認定を受けた長期認定事業所に対し「ゴールドGマーク」を授与している。Gマークは、2025年3月現在、全国で2万9142事業所を「安全性優良事業所」として認定している。
全ト協/25年度Gマーク制度「Web申請システム」の稼働を開始