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2025年09月30日 11:54 / 車両・用品
いすゞ自動車は9月30日、小型トラック「エルフ」を改良し発売した。
今回の改良では、2WD車の安全性能を進化。エルフは7月に4WD車をフルモデルチェンジし、先行して最新の安全装備を搭載したが、今回の改良で2WD車も同様の安全装備を備えることとなった。また4WD車では新たな車型を追加した。
2WD車の大きな進化ポイントは2つ。交差点内での事故被害軽減と、ドライバー異常時の車線内停止の実現だ。
まず交差点内での事故被害軽減では、交差点プリクラッシュブレーキ(右左折時)のブレーキ作動対象を拡大。エルフは国内の小型トラックで唯一、交差点右折時の対向車両を検知できるプリクラッシュブレーキ機能を装備しているが、これまでは対向歩行者のみだったブレーキの作動対象を、対向車両まで拡大している。
ドライバー異常時の対応では、急病などの異常が発生した場合、車両が自動で制動をかけて停止するEDSS(ドライバー異常時対応システム)に、レーンキープアシスト(LKA)を組み合わせ、車線内での自動停止を可能とした。これにより、安全かつ安定した停車動作を実現するという。
また4WD車では、新たに高床ワイドキャブ4WDを設定。直結式パートタイム4WD機構を採用し、最低地上高約320mm(低床4WD比+140mm)を確保することで、未舗装路や泥濘地での高い走破性を実現。悪路でも安定した走行を可能にしている。
【東京地区希望小売価格(税込)】
2WD車:2WG- NLR88AC(ロングホイールベース、フルフラットロー、2トン積平ボディ、SGグレード)705万4300円
4WD車:2WG-NPS88M(高床4WD、ロングホイールベース、3トン積、STグレード)828万8500円