ASF/新型EV軽トラック「ASF2.0PT」プレ寄贈式を沖永良部島で実施
2025年12月02日 11:46 / イベント・セミナー
商用EVメーカーのASF(東京都千代田区)は、11月23日に沖永良部島(鹿児島県)の知名町で開催された「第44回知名町産業フェア&土木フェスタ」に新型EV軽トラック「ASF2.0PT」を出展した。また同日、生産委託先である柳州五菱新能源汽車の親会社、広西汽車集団のウェイ・ミンガン副総経理の立会いのもと、知名町役場へのプレ寄贈式を実施した。
<プレ寄贈式の様子>

プレ寄贈式は、「ASF2.0PT」の本格販売に先立ち、モニター車両として知名町へ5台を寄贈する予定を踏まえ、フェア開催に合わせて行われたもの。
沖永良部島は、大型化する台風の影響による物資不足、生活インフラの損壊、停電が頻発しており、気候変動の影響が島民生活を深刻化させている。島の自然と共生し持続可能な地域を目指すためには、温暖化防止に向けたゼロカーボンの実現が不可欠である。自動車のEV化は、ガソリン価格高騰の影響を軽減し、自然環境の保全にも寄与する取り組みといえる。
特に沖永良部島で利用率が高い軽トラックは、農業や住民の日常生活の移動手段として幅広く活用されている。家と農場、集落間などの短距離移動はEVと親和性が高い。ASFは2024年度から知名町と連携し、「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」構想の一環として、EV軽バン「ASF2.0」の貸与や寄贈を通じてゼロカーボン実現に向けた取り組みを進めてきた。
今回発表された新型EV軽トラック「ASF2.0PT」も、島内物流の効率化、地域経済の活性化、ゼロカーボン化の推進に貢献することを目指している。今後はモニター運用による実証を重ね、沖永良部島での本格導入と販売拡大を段階的に進める方針だ。
<新型EV軽トラック:ASF2.0PT>

ASF/新型軽EVトラック「ASF2.0PT」を発表、25年内発売予定