運輸労連/自転車等の危険走行に関するアンケート結果を公表
2024年02月19日 15:08 / 交通
- 関連キーワード
- 調査
運輸労連は2月16日、「自転車およびフード(中食)デリバリーの危険走行に関するドライバーアンケート調査結果を公表した。
この調査は、運輸労連加盟単組のドライバーを対象に、ドライバーから見た自転車走行等の問題点を把握し、道路利用者の交通ルールの遵守や今後の道路政策などへの政策要求につなげることを目的に、2023年9月~10月に実施したもの。回答者の合計は8932名。
<運転中、二輪車等が「危ないな」と感じることはあるか>
まず、二輪車等の走行マナーについて、約半数のドライバーが「運転中に二輪車等が危ないと感じることがよくある」と回答。地域別では近畿がやや高く、6割近くが「よくある」と回答しているのが目立つ。
また危険を感じる行為としては、「すり抜け」が4221件と回答が集中。また、これに次いで「スマートフォン等のながら走行」、「ふらつき走行」も多い。
時間帯では、中型トラック以上は「昼間」の回答が多いのに対し、5t未満の普通トラックでは「日没前後1時間」に集中している。これは、住宅街などの細路を走行することが多いからだと予想される。
<運転中、電動キックボード等が「危ないな」と感じることがあるか>
また、2023年7月1日の改正道路交通法によって、走行場所が自転車と同等となった電動キックボードについては、約3割のドライバーが危険を感じることがあると回答。ただ、電動キックボードの普及状況からも地域差がかなりあり、危険を感じることが「よくある」「たまにある」の回答率は、東京61.5%、神奈川43.5%、大阪52.3%と大都市圏で高い結果となった。
危ないと思う行動では「車道の走行」、「歩道から車道への飛び出し」「ヘルメット未着用」が多いが、「逆走」「信号無視」「一時停止無視」などのルール違反も目立つ。
<自転車専用レーン付近および車道混在区間などで運転を行う際、自転車に対して危険を感じさせてしまったと思うことはあるか>
逆に、自転車に対して危険を感じさせたことはあるか、という問に対しては、49.6%とほぼ半数のドライバーが「ある」と回答。行為としては「右左折」、「追い越し」、「並走」、「接近」の4つに集まっている。
フードデリバリー(自転車、原付、自動二輪)の走行マナーについては、走行速度も異なることから、自転車、原付、自動二輪のそれぞれで異なる。
自転車では「スマートフォン等のながら走行」が最も多いが、原付では「すり抜け」に集中。自動二輪も「すり抜け」が多いが、「速度超過」「無理な割り込み」なども多い。
安全を守るための当面の施策としては、「街頭での指導・取り締まり強化」、「法規制の強化」が多い。また自転車走行については、「自転車の車道走行の原則の見直し」、「自転車の車道走行の原則の見直し」との回答が多数。一方、フードデリバリーに対しては、「運営会社への指導強化」「事故などの企業責任の明確化」「営業ナンバー制の導入」等の回答が目立った。
最新ニュース
一覧- 三菱ふそう/「スーパーグレート」新型モデルを台湾で発売 (12月16日)
- 古河ユニック/小型トラック架装用ユニックキャリア「Neo 5」「Neo EX」をモデルチェンジ (12月16日)
- トラック用タイヤ販売実績/25年11月は新車用が2ケタ増、市販用は20%減 (12月16日)
- ダイムラートラック/ラドストロムCEOが欧州自動車工業会 商用車委員会のトップに就任 (12月16日)
- 自動物流道路/実装に向け成田空港で初の実証実験開始、物流の効率化・高度化目指す (12月16日)
- 物流機能内製化調査/物流コスト増大で、中小企業の4割が内製化を検討 (12月16日)
- 三八五流通/マルヨ産業運送(岩手)の全株式を譲受 (12月16日)
- タカキ物流サービス/「2025年度エコドライブ活動コンクール」優秀賞を受賞 (12月16日)
- NTT東日本/国道45号通行止めの要因、鉄塔損傷「年内の工事完了」目途 (12月16日)
- 北海道開発局/十勝オホーツク道・国道333号で通行止め継続、2路線・2区間以外は解除(16日17時) (12月16日)
- 旭川開発建設部/雪崩発生「国道273号」通行止め解除、国道333号は通行止め継続(16日15時) (12月16日)
- 帯広開発建設部/国道273号の通行止め解除、管内全区間で通行可能に(16日15時) (12月16日)
- 釧路開発建設部/国道243号・美幌町古梅~弟子屈町字ウランコシで通行止め継続(16日12時) (12月16日)
- 北海道開発局/十勝オホーツク道・国道243号・273号・333号の4区間で通行止め継続(16日12時) (12月16日)
- 旭川開発建設部/国道273号は雪崩、国道333号は大雪で通行止め継続(16日9時) (12月16日)
- 網走開発建設部/十勝オホーツク道・国道39号・国道243号など6路線・6区間で通行止め(16日8時) (12月16日)
- 北海道開発局/十勝オホーツク道・国道39号など、8路線・9区間で通行止め(16日8時) (12月16日)
- 国道45号/16日0時に規制区間縮小、国道340号・県道八戸階上線は通行止め解除 (12月16日)
- 東北道/小坂JCT→碇ヶ関IC、12月17日19時~21時に通行止め (12月16日)
- 国道23号・蒲郡BP/蒲郡西IC~蒲郡IC、12月19日~20日に片側交互通行 (12月16日)



