イームズ/最新物流ドローン「E6150TC」を発表
2024年04月05日 14:54 / 施設・機器・IT
国産ドローンメーカーであるイームズロボティクスは4月5日、目視外による空の物流を可能とする最新型のドローン「E6150TC」を発表した。
<イームズ「E6150TC」>

「E6150TC」は、ドローンによる物流を目的として開発された新型ドローン。2021年から大手物流会社や大手フード会社とタイアップし、日本国内の様々な地域で実用化に向けた研究開発、実証試験を実施してきたが、4月5日に航空法に基づく安全基準及び均一性基準に適合した第二種型式認証の物流用途機体として正式に認められ、本格的なドローン物流ビジネス参入が可能になった。
2.7kgのバッテリーを搭載し、最大飛行時間は35分、最大飛行距離は17km。最大搭載重量は6.0kgで宅配荷物、郵送物、食料品、日用品、雑貨、医療品などを搭載できるほか、災害現場など人の立ち入りが困難な状況でも活躍することができる。
機体認証を取得しているため、無人航空機操縦士技能証明を取得した者が飛行させる場合、 国土交通省の許可・承認が必要な特定飛行(目視外飛行、夜間飛行、人口集中地区上空の飛行、人または物件から30m未満の飛行)が、E6150TCは立ち入り管理措置を講じることによって、申請せずに飛行可能。さらに従来必要だったカテゴリーⅡの許可・承認申請を一部不要としている。
価格はオープン。保険とのセット販売も可となっている。2024年4月より出荷予定。
■主要諸元
型名 |
イームズ式 E6150TC型 |
メーカー |
イームズロボティクス株式会社 |
寸法(W×D×H) |
2,015×2,216×754(mm) |
機体重量(バッテリーとブレード含む) |
18.0kg |
最大離陸重量 |
24.0kg |
最大搭載重量 |
6.0kg |
最大飛行時間 |
最大35分 (飛行条件による) |
最大飛行距離 |
最大17km(飛行条件による) |
最大上昇速度(完全自動飛行時) |
5m/s |
最大下降速度(完全自動飛行時) |
5m/s |
最大運用速度(対地速度/完全自動飛行時) |
10m/s |
運用温度 |
5~40℃ |
GNSS対応衛星 |
GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou |
リモートID |
搭載 |
■イームズロボティクス(https://www.eams-robo.co.jp/)
独MAN/自動運転開発データを公開、開発を加速