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2024年05月17日 17:30 / 車両・用品
中国で大型トラック用自動運転技術を開発するInceptio Technology社は5月17日、同社の自動運転システム及びセミ自動運転技術を搭載した自動運転トラックの業務運行が1億kmを超えたと発表した。これにより、大型の自動運転トラックの商用化が加速したとしている。
同社の自動走行システムは、中国の7つの経済特区を結ぶ国道の83%をカバー、2023年8月時点で5000万kmを上回る運行を実現しており、そこから約8ヵ月で1億kmに達した。
車両は大型のL3とL2+トラックを使用。中国の大手トラックメーカー数社と提携することで、同社技術の搭載トラックを拡大できたとしている。また顧客には、ZTO Express、YTO Express、STO Express、JD Logistics、およびSF Expressなど、中国の大手物流企業全社が含まれているという。
中国の大規模速達便業の大部分の運行ルートは500km超で、2人のドライバーが交代で運転している。これに対して、同社技術を採用した速達便業者では、自動運転システムとセミ自動運転システムを使用することで、500~1200kmのルートをドライバー1名で運行でき、40%~50%の人件費を削減したとしている。
また1200kmを超えるルートでは、自動運転トラックのリレーモデルを活用することで、従来トラック3台あたり6~8人だったドライバーを5人に削減、さらにトラック4台あたり8~10人だったドライバーを6人に削減できたという。
自動車部品を平均1500kmのルートで輸送する企業では、トラック当たりのドライバーを2人から1人に削減。これにより100km当たり3~5リッター燃費も向上し、1km当たりの総所有コストが7~15%削減できたという。さらに自動運転トラックでは運行状況も適切に記録できるため、フリート稼働率も改善し、トラック1台当たりの月間走行距離は10%増加したとしている。