東京都/「東京都貨物輸送評価制度」2025年度評価取得事業者を決定
東京都は7月1日、貨物自動車運送事業者のCO2削減の取組を評価する「東京都貨物輸送評価制度」の2025年度評価取得事業者を決定した。
この評価制度は、自動車からのCO2削減を推進する仕組みとして、営業地を問わず都内に貨物を運送する貨物自動車運送事業者(緑・黒ナンバー事業者)のエコドライブ等の日常的な努力を実走行燃費で評価するもの。
審査項目は3つ。「エコドライブ実践のため継続的な教育訓練、指導等を行う体制を構築していること」、「車両ごとにドライバーが燃料補給時に走行距離と給油量を記録するとともに、運行管理者等により実走行燃費を管理していること」、「燃費記録をデータベースで集計・分析していること」で審査。
そして、東京都が蓄積した月単位の燃費データ約86万件から車種・重量等により設定した70の車両区分の平均燃費値(ベンチマーク)をもとに、事業者の個々の自動車の実走行燃費の偏差値を算出し、各事業者の全車両の平均偏差値で評価する。
その結果、2025年度は最高位の三つ星を70社、二つ星を184社、一つ星を148社が獲得した。
<2025年度評価ロゴ>

このうち、10年連続で評価を取得した優秀事業者は33社、5年連続は25社。その中から10年間、特に高い評価を継続した事業者として、島村運輸倉庫(江戸川区)、シムスサービス(千葉県鎌ケ谷市)、平野商運(愛知県一宮市)、藤岩運輸(江戸川区)、横川貨物(東村山市)、ロジックスライン(千葉県成田市)が、また5年間連続で特に高い評価を獲得した井門サービス(品川区)、千歳運輸(練馬区)、富士運送(香川県高松市)、丸一物流(板橋区)、武蔵関運輸(練馬区)が、それぞれ最優秀事業者に選出された。
東京都/新エネルギー推進で、三菱ふそう、日本トレクス、いすゞなどを支援