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2025年07月07日 13:09 / 経営
レスキュー損害保険は7月3日、置き配の盗難被害などを補償する、置き配盗難保険を販売開始した。
置き配盗難保険では、置き配の定義を「入居物件の敷地内の被保険者が指定した場所(玄関前、置き配バッグ、宅配ボックス、車庫、物置など)に配達業者が非対面で動産を届けるサービス」と普通保険約款に定め、置き配が盗難に遭ったときに損害額を補償する。
一般的な火災保険や家財保険では、住宅の軒下に置かれた配送物の盗難は補償対象で、軒下では無い場所の配送物の盗難は補償対象外だが、レスキュー損害保険の置き配盗難保険は軒下であるか否かにかかわらず補償することが特徴となっている。
置き配盗難保険の販売方法は、個人の意思で加入できるタイプの保険ではなく、事業者が保険契約者となり、事業者の商材に置き配盗難保険が付帯するタイプの保険となる。例えば、カードに付帯する保険や、EC事業者の会員サービスに付帯する保険などのイメージと同じ形態。
月額保険料は、1被保険者あたり4.7円~8.0円まで、保険金額は10万円~50万円までの5段階で設定している。
<置き配盗難保険の保険料>
保険金額 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 40万円 | 50万円 |
月額保険料 | 4.7円 | 6.1円 | 7.0円 | 7.6円 | 8.0円 |
日本の物流は、2024年問題が深刻化することが見込まれている。政府は2024年度までに再配達率を6%まで引き下げる目標を掲げていたが、国土交通省調べの、国内大手の宅配便の再配達率は2025年4月時点で8.4%にとどまっている。
こうした中で、国土交通省では2025年6月26日に「第1回ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会」が開催され、再配達率の高止まりによる宅配事業者の負担の増加や、ラストマイル配送を取り巻く諸課題に対応するための方策について議論が行った。今後、国土交通省が公示する標準運送約款に置き配が盛り込まれることも想定される。
一方で、置き配は屋外に商品が置きっぱなしになるため、盗難されるリスクがあり、置き配盗難保険があれば、万一盗難被害に遭った場合でも保険金を受け取ることができるため、置き配の普及に貢献できると考え、今回の保険商品を開発した。
■問い合わせ
レスキュー損害保険
TEL:03-6722-0336